2013年8月16日金曜日

『うなぎ』

3日前 今村昌平監督の『うなぎ』をDVDにて鑑賞。






妻の浮気によって人間不信になる夫、役所広司。しかもその浮気現場発覚のシーンがむご過ぎる。最近あったのアイドルの浮気発覚をも想像してしまったり。

嫉妬から、妻と愛人を殺害。そんな状況的に血みどろの場面からの展開。
初めからドロドロで、でもそののち、爽やかな笑いや、風景、時にはなじみ深いキャストのコミカルな演技や演出で、暗いオープニングもテンポよく進んでいて良かった。前回見た「黒い雨」から8年ぶりの作品。役所広司と清水美砂。1997年の作品。まだつい最近なんて思ってしまうけれど、役所広司を若く感じるのもそれだけ時がたった事の証でしょう。第50回カンヌ国際映画祭グランプリ(パルム・ドール)受賞作で、今村昌平監督は83年の「楢山節考」に続く2度目の受賞。97年度キネマ旬報ベスト・テン第1位。 タイトルのうなぎの位置はシュールで、でも笑えて、出だしは血みどろだけれど、彼を囲む人間模様がおもしろくて。嫉妬、悲しみ、怒り、喜び、沢山の表情がいい意味でも悪い意味でも人間くさく、ストレートで見ていてすっきりする。

 さて、今日はフォーラムにて『少年H』を母と鑑賞。水谷豊主演で気がついた。そういえば、この時期に見る今村作品『黒い雨』の主演は水谷豊の奥様、スーちゃんだったなーって。『少年H』も1945年前後設定の作品。
8月15日前後はこういった関連の映画を見る機会が多いし、そういった作品に触れなければなっていう気持にもなる。
せっかくDVDを借りたのにyoutubeでフルムービーを発見。。。そんなこともあるでしょう。 

今村昌平はマーティン・スコセッシが師と崇める監督。タクシードライバーも彼の影響が大きいとか。 嬉しいです。彼は日本が誇る監督の一人でしょう。

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