1993年の作品。DVDにて鑑賞。 60年代のニューヨーク、ブロンクス。イタリア移民系の人々が多く住むこの街で一人息子を忠実に育てる父親(ロバート・デニーロ)。その息子カロジェロには憧れる人物がいる。それはその街の顔?どん?マフィア?(それらの言葉は出ていなかったので疑問。)のソニー。ソニー役はチャズ・バルミンテリ。 ↓ ↓ ↓ ブロンクスに住むイタリア系ドンははまり役だった! 脚本はチャズ・バルミンテリ、監督はロバート・デニーロ。 彼らのこの映画にかける情熱を感じる作品だった。ある日、ソニーの殺人現場を偶然見てしまったカロジェロは警察に嘘の証言をして彼を救う。以来カロジェロはソニーにも息子同様のように可愛いがられる。裏の仕事をしているソニーに可愛がられて、その仲を親として引き離そうとするデニーロの演技や葛藤がたまらない。少年の時、青年になってからと、バスの運転手をするデニーロの後ろに座るカルジェロ、その二人の親子のやり取りが微笑ましく、何度も出てくるそんな場面が好きだった。 人間が綺麗事だけでは生きていけないと、この映画でも再確認。 真面目にいれば生きていける、なんていう事が人種や環境によって正しいとは言えない。でもデニーロの父としてのまっとうな考え、マフィアに憧れる青年の気持ち、青年になるにつれ、平凡な幸せを望む父への反発、子供と夫を愛し、母として忠実だけれど 貧しい生活から お金の事になると表情が変わる母。 そんな様子をストーリーと一緒に感じられるのは好き。デニーロやチャズ・バルミンテリの役者、製作者としての経験からの技量だけではなく、才能とか実力?がはてしなく高いのだろうなって、単純に自分などは考えてしまう。 また、好みの作品に出会った。とにかく、やっぱり、しつこいけれど デニーロは素晴らしい。数多い彼の作品、私の中でこの役はかなりの上位に入ります。 |
2013年8月16日金曜日
『ブロンクス物語』 A Bronx Tale
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