2013年5月31日金曜日

YOSHITOMO NARA





奈良美智の日々 ブログより 2・11  ↓  ↓  ↓
 
大好きな歌声や音楽や、言葉や風景やなんか・・・信じている諸々のもの。
それらに感動した自分がいて、自分の世界が少しずつ広がっていく。

知識で得ただけならば、暗記に明け暮れた試験勉強のように、もう思い出すことは出来ない。

方法論だけで作られた作品は、あの虚しい試験勉強した頃のノートブックのようだ。
 
 
 
 
 
奈良さんの作品にに惹かれるのは、デザインだけではなく、彼の人柄からでもある。
 
 
音を出す恩師に言われる。人柄は演奏に表れる。気をつけなさい。
ジャンルを問わず沢山の演奏を聴きなさい。バレエ、能、歌舞伎、芝居、美術、自然、様々な物をを見なさい。 
テクニックを磨くことは音を出す人間として当たり前のこと。努力しないなら音を出してはならない、自分の音に責任をもちなさい。 
あなたが何も感じていないのに、聴き手が感動するわけないでしょ。
もう、うちにこなくていいから。プロフィールからも私の名前を消してちょうだい・・・。
 
恩師は厳しい。大人になっても叱られるのはありがたいです。絶対に私は一生満足いく音は出せない。 今までだってそう。上手くいったためしなんか無い。
 
 
奈良さんの作品をまた生で見たい。すごいなー。
 
特にブロンズ、アクリル像などは、一緒に行った父親の方が私よりも興味が沸いたらしく、暫くこの空間から動かなかった。
 
さて、今日もおっかない恩師に会いにいきます。
 
 
 
 
 
奈良美智の日々 ブログより 2・04
 
 
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好きな色を聞かれれば、僕は「雪の白」と答える。
でも、一口に雪の白と言っても、人によって想うことはマチマチだろうな。

僕の好きな「雪の白」の感じは、その降りしきる無音な感じ。
深夜の雪原の上、銀に輝く満月の色にも似ている。

故郷はやさしかったなぁ・・というか、いつ訪れてもやさしい。

そんな故郷に背を向けて、走り去るように夜汽車に乗った18の早春。
決して都会に憧れていたわけでない。
ただただ、やさしい故郷から旅立ちたかったのだ。
 
 
 
 
 

                この部屋もよかったー。
 
奈良さんの考えや、まるで詩のような文章を読むのは好きだな。
自分が書くことはまずない。文章を書く、しかも抒情的な文なんてまるで駄目。酷すぎる。文章も、絵や写真、2Dで表現するもののセンスはとにかく残念。


恩師に自分が中学の時から音楽と歴史は密接だから、勉強しなさいといわれていた。結局歴史の勉強は奈良さんが言う「暗記に明け暮れた試験勉強」だったから、あんまり覚えていない。   
さて、今日も身近な参考書の映画でちらっと触れてみよう。その方がすっと入ってくる。
演奏会も三夜連続。国際コンクール。世界トップレベルの彼らの音を聴くと、自分が音を出す人間とは恥ずかしくて言えなくなる。 でもそれと同時にもっと練習したいって思える。 会場にいる人を感動させて会場全体を震わせて、あれは子供のころからの英才教育だけでは絶対に表現できないものと思う。
 

 

 

 

 

2013年5月29日水曜日

映画『人生の特等席』TROUBLE WITH THE CURVE


予告  ↓  ↓  ↓

http://www.youtube.com/watch?v=3pCQ_2L9g34&feature=player_embedded

今日は休みでDVD鑑賞。
人生の特等席を見てみた。映画館で見損ねていて・・・。
自分は野球にはあまり詳しくないけれど、イーストウッドだから是非見なくてはと思い鑑賞。  マネーボウルだって、ブラット・ピットだから見ましたし。

やはり!クリント・イーストウッドは監督としも俳優としても魅力的。
グラン・トリノでもその演技と監督としても彼の魅力、そして映画の内容に一週間はいい意味でひきずられました。

これもまさにイーストウッドにしか演じられない役柄でした。
頑固すぎる役柄。グラン・トリノでもそうでしたが、殆んど笑わず、頑固で岩のように揺るがない性格は彼にしかできないのかもしれません。
娘役のエイミー・アダムスの演技も良かったです!
比べるのは良くないかもしれないけれど、グラン・トリノよりは、爽やかにみれます。お互いに、妻と母親を亡くした後の二人はずっと気持も生活もすれ違ったままで、でも野球を愛する気持ちは親子ながら誰にも負けない。
お互いの気持ちの溝が、見ている方としてはもどかしく切なくて考えさせられます。

イーストウッドが高齢になって、年齢を重ねた分の表情や演技にさらに惹きつけられます。 野球に興味が無い自分も彼だから鑑賞したのだし・・・。

これからもずっと、より一本でも多く彼の作品を見たいと思います。

「グッバイ・レーニン」と「人生の特等席」と続けて、不器用だけど家族の絆を埋めようとするいい作品に出会えて嬉しいです。
不器用で結構。不器用なほうがいい。きっと家族なんてそんなものでしょう。







2013年5月28日火曜日

Good Bye Lenin! グッバイ レーニン!





またよい作品に出会ってしまった。
私自身、ベルリンの壁が無くなる、ドイツ統一と言うのはテレビでみた知識のみ。教科書だって数行の解説。国が統合される。家族の愛は分断されるべきではないとしみじみ心に響く作品です。映画の撮り方、雰囲気、重いテーマなのに時々クスッと笑えたり、シュールだったり、でもその時々にある、この映画の明るさが、歴史的に影響されてきて大変な思いをしてきたアレックスのママの後半の気持ちに涙してしまう。
こうやって歴史に人間は左右されていた。どうしてもベルリンの壁が無くなる事実は資本主義の当時の西ドイツに耳を傾けていた。もちろん自分が後々のテレビや雑誌などの知識のみから。  
大変よかった。その当時のドイツ統一の人々の背景や身近な生活が近くに感じれる映画。
映画の内容に触れてしまうけれど、個性豊かなアレックスの周りの人々・・・。いい嘘かどうかはわからないけれど皆で統一前の東ドイツを滑稽に、シュールに、笑いありでアレックスの母の為に再現する。  
その家族の温かさにぐっときてしまった。


本当に久しぶりに言語がドイツ語の映画を鑑賞。
12年前にドイツに行った。この映画はその後に出来た2003年の作品だけれど 国内でも外国でもその歴史を知っていなくてはならないと感じた。なぜならぼんやりの知識でドイツを訪れてしまったじぶんがいるから。
 
教科書の歴史は苦手。 だからこそ自分にとって身近な映画で歴史をほんのちょっぴりでも触れたい、触れなくてはという気持ちになる。
 
 
 
 

笑顔がいいです Taxi Driver (1976) scene




・・・・!

スコセッシ、現在70歳。37年前! かっこいい。凄くかっこいい。隣のデニーロも素敵。こんなジャケットは大好き。そんなに昔の写真がこのように綺麗に残っているのにも驚く。
 
で、現在。 ↓ ↓ ↓
 
 
 














初々しい・・・。ハーベイ・カイテル、ロバート・デニーロ、ジョディー・フォスター。

マーティン・スコセッシはやっぱりいいです。この笑顔をかわいいと言ったら失礼でしょうか。この笑顔とケープフィアーやギャングオブニューヨーク、シャッター・アイランドのような映画を結びつけるのは難しい。でもそのギャップがいいと思う。
ディパーテッドももう一度レンタルしてみようかな。ジャックニコルソンがよかったような曖昧な記憶。 彼といえばアバウト・シュミットを見たときの衝撃が一番凄かったですが・・・。



  ↓  ↓  ↓  

前にも貼ったけれど、ユーモアもあって素敵。 才能のある方は出てくるアイデアも人並みではないですね。
http://www.youtube.com/watch?v=-EMf4fnlsfc&list=UUzS3-65Y91JhOxFiM7j6grg&index=108



2013年5月21日火曜日

なぜに今まで見ていなかったのだろう



南北戦争時代、黒人達をメインにした部隊が誕生。その部隊員の人間模様と、指揮官である白人将校との物語。運命に立ち向かい、仲間の為に死ぬ覚悟を決めた彼ら。

アメリカの歴史において当時の黒人達の生活は戦争状態以上の最悪の状態にあった様に思う。道具として売り買いされ、家畜同然に鞭を打たれ、道具として役に立たなくなれば殺される。主人は絶対で、刃向かうことは許されなかったと思う。
奴隷廃止と南北の戦。彼ら黒人はようやく戦う権利を、白人達と同じように活躍する権利をえた。
リンカーン、3時10分決断の時(南北戦争直後)、ジャンゴ、グローリー、南北戦争の映画を続けて鑑賞。この後は10年以上ぶりに見る「風と共に去りぬ」を鑑賞します。


グローリー、この映画は最近の?戦争映画のように派手な演出が立て続けに観られるわけでもないけれど、それでも、映像と話にのめりこみ、最後は心に染み渡る何かが残る、そんな素晴らしい映画!!!!南北戦争の映画を見たい、と相談したら、この作品を薦めてくださった桃井さんに感謝。父よりも年上の桃井さん。年齢を重ねてらっしゃる分、映画好きの先輩としてお勧めを教えてくださって。ありがたい限りです。




 
デンゼル・ワシントン、モーガン・フリーマンら、他のキャストの方々、すべての彼らの演技に感動だった。
こんなにいい映画に出会えた事はよかった。

2013年5月7日火曜日

14年ぶり

 


母含め、三人で桜を見に松島の西行戻しの松へ。今回は二回目。
その後に塩釜港という、回転寿司を食べに。とてもおいしかった。

3カ月ぶりの塩釜神社。 仙台市内、西行戻しの松を含めほとんどが葉桜のなか、やはり300種類植物がある塩釜神社、桜の種類も豊富で国定天然記念物指定の桜もあるほど。 様々な種類、歴史のある桜や植物を愛でれてとてもいい時間でした。

          ↑  ↑  ↑  
     
 
しだれ桜の中に入って撮影。息を飲むほど美しかった。


昨日の、北根黒松の沖縄料理うみんちゅうでの夕食。

     ゴーヤの酒等あえ。 酒の肴の王さま?




サービスで出たケーキ4種類!!!
ふたりで完食!
 
 
 
先日、フォーラムにて伊勢真一監督の『傍ら』を鑑賞。伊勢監督と映画に出演している苫米地サトロさんのトークショーとライブもあった。伊勢監督のは『風のかたち』という小児がんの子供達が小児科医の細谷先生と共に、病気と闘い続けて乗り越えてゆく感動のドキュメンタリーを含めて二回目。上映中の『大丈夫』も見にいかなくては・・・。

連休中は一日を除いて仕事だったけれど、桜を見に行ったり、フォーラムに行ったり、最終日には沖縄料理を楽しく食べたりと充実していた。




実家の押し入れに入れていた あだち充 単行本の全てと、風の谷のナウシカ原本が波に浸かってしまったので全て処分していた。ナウシカは当時のバイト先の先輩に貸して1~3が戻っていなく、もうすでに無くて。汚れた4~7巻があっても無意味と思い捨てました・・・。

でも、どうしてもナウシカだけは手元に置いておきたくてネットで再購入。最後に読んだのが21歳っだたから14年ぶりに読んで。 ちなみに映画アニメの部分は2巻の途中で終わっています。 連休にお酒を飲んで帰ってきた後に読んだからか、2巻の途中で二度涙して。  

今になって読み直すと、ふかすぎます。


「王蟲の血で真っ青だけどちっともいやなにおいがしない 風の谷のわたしが王蟲の染めてくれた 土鬼(ドルツ)の服を着てトルメキアの船ででかけるのよ」


「この時代、人は海の恩恵からも見放されていた。海はこの星全体にばらまかれた汚染物質が最後にたどりつくところだったからだ。」

内容も結構忘れているのでとても新しく読んでいます。3~7も早く読み返したいです。

2013年5月1日水曜日

3時10分、決断のとき 3:10 to Yuma


予告
↓ ↓ ↓
http://www.youtube.com/watch?v=Hlc4wJaGWFw




ラッセル・クロウとクリスチャン・ベイルの共演!

自分は西部劇があまり好きではなくて。好きでは無いというと語弊があるかな、完全に食わず嫌いでしょう。

その時代をよく知らないし、ほとんど西部劇をみていないので。

しかも、これを見ようかなって思ったきっかけの作品がタランティーノの『ジャンゴ・Django Unchained』からでした・・・。  

これも!!!ジャンゴ同様に期待以上で素晴らしく驚きました。

とにかく渋い。男性ではないけれど男の美学???に胸が熱くなる。
ラッセル・クロウとクリスチャン・ベイル、哀愁漂う演技にいいなーっておもいました。


今回初めて思ったのが、西部劇に出る役者は馬を乗りこなさなければならないという事。  かっこよかったです。  車やバイクを乗りこなす、とはまた違う驚きがありました。日本の時代劇もそうですね!!! 馬に乗りながら戦う。。。想像つきませんね。




ラッセル・クロウとクリスチャン・ベイル。
アメリカン・サイコの時は、なんだー、この人は?!って驚きました!
 
 
昨日は、友人が中国とイタリアから来仙。日本人の友人がイタリアで出会ったご主人と結婚。今は中国に住んでいて。
 
 
大人が四人いるけれど、互いの母国語は日本語、中国語、イタリア語で四人揃った共通言語は無し。    岩切の友人、日本語とイタリア語。彼女のご主人、英語とイタリア語が完璧、少し日本語。イタリア人の友人、イタリア語と英語。私は日本語とたどたどしい英語とイタリア語。
 
 
四人の共通言語がないので、自然と英語の会話になります。
言いたい事が、出てこないもどかしさと、伝わって喜怒哀楽をお互いに共有出来た時の嬉しさをどちらも感じます。
 
ミラノに行った時にお世話になった彼ら、カラ―テの街で一週間、よくもずうずうしく新婚さんの家庭にそんなに長くお邪魔した自分にもいまさらながら驚いています。
イタリアのマンマが作る美味しいお料理もその時沢山味わえて、私にとって大切な宝物の思い出です。
 
それで、私の案内でドライブ。
ナビゲーターのある車だと、どこへでも気軽に行けるような気持ちになります。特に地図に大変弱いので・・・。
 
 
初めに訪れたのは、松島の西行戻しの松へ。ここは大好きだったカフェロワンに通っていたときを思い出す素晴らしい桜の見どころ。
 
目の前から、桜、海、空、の順番で見られる数少ない絶景の場所だと思います。
 
葉桜ぎみだったのが最高の時期を知っている私からしてはちょっぴり残念。
しかし、皆は大変感激してくれて嬉しかった。
 
 
でも、地元ながら、綺麗だなー、とうっとり。
一年中、時間帯によって様々な表情を見せてくれて。
 
 
 
そののち、海岸線をドライブしながら、石巻、そして大川小学校へ。
両親と手を合わせに伺ってからの私自身は3度目。
辛くて、悲しくて、
 
書けませんね。
 
隣の身ごもった友人、2歳の子供の手を繋いで顔を赤くしていた。
彼女からこちらへ連れてきてほしいと。
  帰りの車で「本当にありがとう」
って。
 
車で四人、言葉少なげになりました。
それぞれ言葉にする必要ないし、そして色々考えたのだと思いました。それがそれぞれ何かは分かりませんが。
 
 
 
2歳の女の子いたから5人ですね。友人がお腹に赤ちゃんがいるから、決して大きくない私の車に6人が乗車、だから安全運転で走って。
 
 
 
 
 
ランチは、石巻イオンのハミングバードへ。
 
イタリアンレストランにイタリア人と一緒に行くのはちょっぴり得意げであります。
 
私も外国の方と国外の日本食レストランに行くと、必ずと言っていいほどレストランのスタッフに「彼女は日本から来たんだ」と、よくわからない紹介をされます。
スタッフが日本人だった場合は、こんにちは、はじめまして・・・。という微妙なやりとり。
 
ハミングバードにいって、イタリア語で会話しているのがちょっと得意げな私、きっとあの時の外国の友人の気持ちがわかりました。
 
私が頼んだジェノベーゼパスタに「こんな鮮やかなみどりいろのソースはイタリアには無い!イタリア人がここに来たのは初めてでしょう」って。
確かに色鉛筆の様な鮮やかな黄緑色をしたジェノベーゼパスタでした。
ハミングバードは大好きですし、このパスタもとっても美味しかった!
 
でもイタリア人からしたら違和感や驚きがあるのかしら。
彼の頼んだチーズのリゾットに別の素敵なお皿にトッピングとしてコーン、トマト、フライドオニオン。
大変びっくりして、トッピングの皿を写真に撮っていました。
チーズリゾットにコーンやトマトのトッピング!!って。
 
私もローマで頼んだ寿司桶、巻物が鉄火やかっぱで無くて、サーモンだったのには驚いて写真とりましたが・・・。
 
 
 
食べれば、鮮やかな黄緑のジェノベーゼもサーモン巻きも美味いのです。
 
 
 
帰りには瑞巌寺と地元なのに生まれて初めて行った円通院へ。
 

 
素敵な場所でした。
なぜ今まで来なかったのでしょう。
写真は瑞巌寺も円通院もあまり撮らなかったけれど、政宗や支倉常長が残してきた、功績や歴史を知る事が出来るいい機会でした。
英語のパンフレットもあり、中国とイタリアの友人はそれを見ながらしみじみと、時には質問したり、どちらかと言うと日本人の私達より熱心で驚きました。
 
紅葉の時期にはさらに美しいらしいので、また日を改めて来たい場所です。
 
 
夕飯は私の家でのホームパーティー。
今回の日本滞在で、天ぷらや寿司もすでに食べったっていうし、なにを作ろうかと悩む。
 
ネットで「外国人 喜ぶ 日本食」と検索したら、やはり寿司、天ぷら、しゃぶしゃぶが上位。
 
で、わたしが作ったのは4位のお好み焼き。
まず、自分ではほとんどつくらないお好み焼き。
心配だったけれど、大道のおいしさですね!
 
お好み焼きをアンティパトとして、皆でワインや日本酒を片手に私はお料理。
久しぶりのこんな機会の会話は楽しくて。私のたどたどしい英語でも。
 
 この日一日の感想を話したりして。
 
昨日が楽しすぎたのか、今日は15時からの仕事だったので、仕事がある日に11時に起床。
 
のんびり、コーヒーと松島の松華堂の美味しいカステラと昨日の残りの料理と共にブランチ。
 
いい時間を過ごすと、その後の仕事もいいものにしよう、って思えます。