2013年2月9日土曜日

ジョイ・ラック・クラブ



 ジョイ・ラック・クラブを鑑賞。15年前の映画だけれどいい映画はまた見たいと思いました。

映画好きのすてきな中学高校の後輩に薦められて初めて鑑賞。 こんな重いけれど感動的な映画を薦めてもらったのに、私が彼女に推したのは、アルモドバルの『私の生きる肌』。しかもR指定。ま、アルモドバルが好きって言ってたのでよいでしょう!

1940年代のサンフランシスコ。中国系移民の女性4人が麻雀を楽しむ会、それが「ジョイ・ラック・クラブ」。4人には成人した同世代の娘たちがいますが、この母親と娘たちのストーリーで映画が出来てる。

 4人の母親は、それぞれが故郷・中国で辛い過去を経験しているということ。アメリカへと移住してきた彼女たちは、せめて自分の子供にだけは自分と違って幸せな人生を送ってほしいと願う。きっと親としては当然の気持ちでしょう。

 娘たちが生まれ育ったのは、自由の国アメリカ。母親の過ごした中国とは考え方も環境も異なり、母親の気持ちもなかなか娘には届かない。中国語も話せないみたいですね。

 「どうして両親は私の言うことを理解してくれないんだろう」←私がもっと若かった時?

 「どうしてあの子は私がこんなに心配しているのが分からないんだろう」←ここは親になった事が無いので想像ですケレド。。

四人の母親たちの中国での話にも涙します。娘たちの恋愛・結婚生活の話も興味深いです。舞台は中国・アメリカですがどんな国でも、母と娘っていろんな問題にぶつかってそしてさらに解りあえる関係になっていくんだって実感しました。ストーリーは重く辛くのしかかる雰囲気ありますがそれでも、母子の葛藤なんかは自分にも当てはめてしまっていたりして、母に会いたくなりました。

 最後も感動で涙しました。

また、この一本も心に刻まれました。


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